喪章の意味

黒という色にはいろいろな意味がありますね。その中でも「喪章」に使われる黒ほど悲しいものはありません。
私は黒という色があまり好きではありません。すべてを染めてしまうその色は、どんな色をも汚してしまいます。もちろんきれいな黒というのも存在しますが、黒、漆黒、暗黒、嫌なイメージしかないものです。遅くなりました、朝比奈です。
黒を飾ったこのダイアリをみて気がついた人もいるかもしれません。今日は加藤大治郎さんの命日です。絶対に忘れてはいけないこの日。でも、正直な話、昨日になって今日の事を思い出しました。もう2年になるんですね。こうやって毎年想い出せる間はいいですけど、いずれ記憶の彼方に忘却してしまうのかと思うと悲しい気持ちになります。私は結構記憶力が弱く、もうすでに高校時代のクラスメイトの名前を忘れつつあります。ですから、こうやって毎年想い出せるのも今のうちなのかもしれません。ひどい話ですが、私の記憶力ではそれが精一杯なのです。でも、私は、クラスメイトの名前を全員忘れても、この日を忘れたくはありません。それは今日に限らず、5/5に関してもそうなのですが、その事はいずれその日に…。
嗚呼、天国で思う存分バイクを走らせてください。いつか天国で逢えるときまで…。