ユーザー置き去りの著作権攻防戦

http://www.asahi.com/tech/apc/040729.html
iTMSの話は、前にちょっと触れたので割愛。
これを読んで、一つ思いだしたのは、我が家では、明らかにCCCDを導入した人たちの思惑とはずれた現象が起きてるんです。というのも、家のCDデッキは、うまくCCCDをよんでくれません。だから、私はCD-Rにコピーしました。っておい
!って感じですよね。MDに取ろうとしてもCCCDはCDデッキでかからない。だからコピーした。まぁ、基本的にコピーできないはずなのに、コピーできる。本来できるはずの事ができなくて、できないはずの事ができてるわけですよ。そんな謎の円盤、買う意味がありますか?
それと、いい加減Win限定のサービスは辞めません?だって、本当にCDが買ってほしくて、本当にCCCDを普及させたいなら、少なくともちゃんとしたサービスをしないと、意味がないわけですよ。ただでさえ、意味不明な謎の円盤を売りつけて(いや、私は買いませんが)、できるはずの事ができない。そんでもって、パソコンにおいてのサポートはWinだけ。まぁ、このパソコンでのサポートも理解に苦しむ挙動をするので、どうかとは思いますけどね。
ただ、別にCD-RやiPodに補償金を上乗せする事には、大して、反対はしません。ただ記事にも書いてあるとおりCD-Rのみならず、iPodにだって、本来のCCCDの目指すところと矛盾してくるわけですよ。CCCDの楽曲はiPodに転送できないはずなのに、お金が取られる。こんな理不尽な話がありますか?
最後の穂口さんの言うとおり、私だって好きなアーティストには惜しみなくお金は出したい方です。もちろん経済的なことで、すべて、と言うわけにはいきませんが。いまCDが売れていないのは、そこまで「本当に聴きたい、ほしい」と思うものがない所為じゃないんですか?なんなら、そこのところアンケート取ればいいじゃないですか。たぶん、本当の事を知るのが怖いんでしょうね。そういう統計が出てきた事は一度もありません。
音楽だってサービスなんです、ビジネスだけどサービスなんです。私たちはお金を払う。すると、手に入る。でも、お金を出してるのに、粗悪品しか手に入らない。これは詐欺に近いと思うんですが。本当に、ユーザーの事なんて、これっぽっちも考えてない、レコード業界は、一度地獄を見るべきです。