「失はれる物語(ISBN:4048735004)」を読み終えました。

関係ないけど最近、カテゴリが増えてきた気がする・・・。
私は、乙一先生の本が好きなので、角川からでている小説はほとんど持っています。だから、実はこの本の中の5つの話は以前に読んだことのある話だったんですよ。もちろん、あとがきでも触れられているように、一般書向けに書き直されていたので、一応すべて読みました。
これまでの単行本「GOTH」や「ZOO」から比べると、かなり、「せつない系」が多い単行本だったんじゃないでしょうか?まぁ「マリアの指」はちょっとグロかったかな?なんて
個人的には、前に読んだ感じでは「失はれる物語(旧題:失はれた物語)」が、一番好きで、読み直しても、あまり、その位置取りは変わりませんでした。何というか、乙一先生の「せつなさ」が一番でてる作品なのでは、なんておもってました。
そういえば、あとがきで、先生がふれていたことで「もしかしたらこの作品のためだけに本書を購入してくださる方も・・・」というのがありましたが、私もそのひとりです(笑)その、「マリアの指」ですが、何というか、読み終わった後の、喪失感というか、なにかそんな感じにさせるのは、乙一先生らしいなぁ、と思ったところです。でも、私は頭が悪いので(笑)時間軸をずらされると、前になにが書いてあったかすぐに忘れてしまいます。そのため、何度か読み直しました。
正直、この話のためだけに、この本を買ったけど、満足はできました。
余談ですけど、この本にも収録されている「手を握る泥棒の物語」のネット映画が、明日から配信されます。
http://casty.jp/hikarimono/short_film2/
原作は好きなんですけど、予告編を見る限り「?」ってかんじなんですけど、どうなんでしょう・・・。
っていいながら、見るんでしょうけど(笑